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 アジア歴訪の舞台を日本から韓国に移したトランプ米大統領。7日、文在寅(ムンジェイン)大統領との首脳会談では懸案の北朝鮮問題について、平和的な解決を目指して協力することで足並みをそろえた。ただ、軍事的措置をちらつかせて圧力をかける米国と、対話に意欲を見せる韓国はギクシャクした関係が続く。両国は協力を取り繕った形だが、思惑のずれは隠しきれない。

 ソウル市内の沿道に、太極旗と星条旗に紛れて「NO WAR」と書かれたプラカードが揺れるなか、トランプ氏を乗せた車両が過ぎていく。市内では数日前からトランプ氏を批判する集会やデモが相次ぎ、大統領府が「温かく歓迎してほしい」とする異例の談話を発表したほどだ。

 7日夕に開かれた米韓首脳共同会見で、文氏は最初に「我々は、北朝鮮の核問題を平和的に解決するよう協力することで一致した」と力を込めた。

 7日午後、文氏は京畿道平沢(キョンギドピョンテク)の米軍基地キャンプ・ハンフリーズでトランプ氏を出迎えた。韓国側が二人で基地を訪れることを提案したという。韓国大統領府のフェイスブックに投稿された動画は、握手する両首脳の姿や、文氏が昼食会で米韓の兵士らに「今日は格別な日。苦しいときこそ本当の友達がわかる」と話しかける姿を映し出した。

 韓国は今回、トランプ氏を25年ぶりの国賓として遇した。直前には、米側が重ねて求めていた北朝鮮に対する韓国の独自制裁も発表。7日夜の夕食会は、文氏が生まれた南部・巨済島(コジェド)産のカレイ料理などでもてなした。

 韓国は何を望んでいるのか。文氏は1日の国会演説で「半島での武力衝突はだめだ。韓国の事前同意なしに軍事行動はあり得ない」と強調した。韓国政府高官も「首脳会談は平和解決を確認する機会になる」と語っていた。

 これに対し、トランプ氏は記者会見で「一緒に」「並んで」という言葉を何度も使い、「韓国はとても重要な国だ」と語った。「我々は一緒に、軍事的行動ではない、すべての可能な手段を使って、この問題を解決する」と韓国に配慮を見せた。一方で「必要ならば、(北朝鮮に)不釣り合いなほどの軍事力を最大限に使って、自国と同盟国を守る準備がある」とも述べ、これまで通り、軍事的措置の可能性をちらつかせて北朝鮮を牽制(けんせい)した。

 6日の日米首脳会談で日米は「百%共にある」と足並みをそろえたが、米韓関係はそこまで至らないのが実態だ。

 その一例が、韓国による国際機…

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