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 来年の世界選手権出場枠をかけてカーリングのパシフィック・アジア選手権は8日、豪州・エリナで準決勝があり、女子はLS北見(1次リーグ3位)が中国(同2位)に6―5で逆転勝ちし、上位3カ国・地域に与えられる世界選手権出場枠を獲得した。決勝で韓国(同1位)と対戦する。男子はSC軽井沢ク(同1位)が韓国(同4位)に7―8で競り負け、豪州(同2位)との3位決定戦に回った。日本協会の強化方針により、LS北見、SC軽井沢クは世界選手権に出場しない。

 これ以上ないショットが、土壇場で決まった。5―5で迎えた最終エンド、LS北見のスキップ藤沢の最終投だ。円の中央で並んだ中国と日本の石にコツリと当てて、中国の石だけを追いやった。

 「投げた瞬間、やっちまった、と思った」と藤沢は言う。石の滑りは少し弱め。だが、吉田知の叫ぶような指示に合わせて本橋、吉田夕が氷を掃き、滑りを完璧にコントロールした。後攻の中国も同じコースを狙ったが決められず、LS北見が勝利をもぎ取った。

 変わりやすい豪州の氷に対応できず、今大会はショットの精度を欠いている。中国には1次リーグで2敗した。藤沢は「日本は弱いって思われているんだろうな、とか私は考えていたけど、チームのみんなが前向きでいてくれた」。日本代表としての仕事を果たし、涙ながらに抱き合った。(渡辺芳枝)