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 東京都渋谷区の格安旅行会社てるみくらぶ(破産手続き中)の社長、山田千賀子容疑者(67)らが銀行から融資金を詐取したとして逮捕された事件で、同社の経営状況が悪化した2014年以降、取引先への支払いに窮するような状態だったにもかかわらず、社長には3千万円超の役員報酬が支払われていたことがわかった。

 破産管財人の調べでは、同社は14年9月期に債務超過に陥ったが、その後も取引先への支払いなど運転資金を調達するため、他社との競争の激化や円安の影響で利益が出なくなった格安ツアーや航空券などの販売を継続していた。

 取引があった都内のホテル仲介業者によると、取引を始めた14年夏以降、月数百万円の売掛金を翌月末に受け取る約束だったが、支払いが1カ月~半年遅れることが常態化。業者が問い合わせると担当者から「経理が滞っている」などとメールで返答があったという。

 一方で破産申立書によると、てるみの15、16年の9月期の決算では山田容疑者へ役員報酬としてそれぞれ3360万円が計上されていた。今月6日に数百人が参加した債権者集会では、経営実態に比べて山田容疑者の報酬が高額だと批判する声が上がっていた。

 信用調査会社などによると、山…

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