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 約77万~12万6千年前の時代が「チバニアン(千葉時代)」と呼ばれる可能性が出てきた。千葉県市原市の地層が、地質年代の境界を代表する「国際標準模式地」の候補に残ったためだ。地球の磁極が逆転した痕跡が確認できる点が「国際地質科学連合」の下部組織で評価され、競合するイタリアの地層を1次審査で13日までに破った結果、唯一の候補となった。

 地質学では、岩石ができた年代や生物化石の変化などに応じ、地球の歴史を115の時代に分けている。時代区分の境界を標準化するため、国際地質科学連合は世界で1カ所の地層を模式地と認定してきた。模式地の大半は欧州の地層で、これまで国内にはなかった。

 候補となったのは市原市田淵の養老川沿いにある、「千葉セクション」と呼ばれる地層で、約77万年前の火山灰が含まれている。地球は過去にN極とS極が何度も入れ替わっており、最後の逆転が77万年前だったとされる。同地層では堆積(たいせき)物から、この逆転現象を精度よく見ることができる。(中山由美