横浜市の中町美希さん(31)は2015年12月15日夜、長男彪護(ひゅうご)くんを出産した。しかし、彪護くんは仮死状態だった。中町さんは、搬送先の神奈川県立こども医療センターで、最後の時間を家族で過ごすと決めた。思う存分抱きしめてあげたいと考え、心拍のモニターや酸素を送り込む器具をはずしてもらうことにした。
17日午前3時過ぎ、夫(32)と彪護くんの3人で、新生児集中治療室(NICU)の隣にある個室へ移った。気になっていたのは、当時3歳だった長女(5)だ。
「お姉ちゃんになる!」と妊娠中から楽しみにしていた長女。出産直後に彪護くんを抱っこした後、病院から離れていた。生きている弟の姿だけを記憶にとどめさせるほうが、長女にとっていい。最初はそう思っていた。
そんなとき、新生児科で彪護く…
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