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 国の文化審議会は17日、「智頭の林業景観」(智頭町)を重要文化的景観に選定するよう文部科学相に答申した。国の重要文化的景観は国内に58件あるが、林業景観が選ばれるのは全国初。県内で重要文化的景観が選定されるのは初になる。また、同審議会はあわせて、鹿野藩主で亀井家初代の亀井茲矩(これのり)の墓(鳥取市)を「津和野藩主亀井家墓所附(つけたり)亀井茲矩墓」として史跡に指定するよう答申した。県内の史跡はこれで33件になる。

 林業の町・智頭では江戸時代から、鳥取藩の管理のもとスギの植林が進められた。樹齢350年以上と伝わる大木「慶長杉」は智頭林業のシンボル的存在だ。今回は智頭町随一の林業集落である芦津集落や、林業で栄えた往時の面影をとどめた建物が残る智頭宿、木材輸送路として使われた道など1810・6ヘクタールが、地域の生業や風土などによって形成されたとして選定された。

 選定地域の東山・沖ノ山山系の森林には天然スギが自生する。明治期にはこの天然スギから、芦津集落の住民たちが中心になって、雪に強い苗木生産の技術を確立した。大正期は沖ノ山から木材を搬出する森林鉄道も開設され、軌道跡は現在、森林セラピーロードなどに活用されている。芦津集落では手入れの行き届いた人工林や土蔵、かやぶき民家を、智頭宿では林業で得た財をもとに大正~昭和初期に造営された石谷家住宅などの景観を見ることができる。長年の林業の歴史を通じて形づくられた景観が評価されたという。

■亀井茲矩の墓 国史跡…

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