【動画】窓 がん闘病の校長先生を支えた縁
友道健氏(けんじ)さん(58)は、校長を務める市立大成館(たいせいかん)中学校の体育館でステージから語りかけた。
「どんなことがあっても、最後まであきらめんことや」。生徒に贈る言葉でも、自らの決意でもあった。
そして誓った。「絶対に、ここに帰ってくる」
1月に血液のがん「多発性骨髄腫」がわかり、入院した。この日は、翌日に卒業を迎える生徒たちに会いたいと、一時退院して学校を訪れた。
そのころ、九州大大学院助教の佐藤剛史(ごうし)さん(43)は、友道さんから病状を聞いて驚いた。以前から交流があり、大成館中で講演したこともあった。
闘病には目標が必要だ――…
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