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宇木和美さん(1932年生まれ)

 10月中旬、被爆者でつくる合唱団「ひまわり」のメンバーが、長崎市立滑石中学校でコンサートを開いた。1年生約120人の前で、主宰する寺井一通(てらいかずみち)さんが作詞・作曲した「長崎の女の子」を歌い終え、会長の宇木和美(うきかずみ)さん(85)が穏やかな声であいさつした。

 「72年前、この長崎で原爆によって、幼い命を奪われた少女の歌を聴いていただきました。もし生きていたら、私たちと同じ、おばあちゃんですよね」

 1945年8月、12歳だった宇木さんは長崎市の大浦で被爆。翌日、焼け野原で、赤ちゃんと、その子を抱きかかえる母親の黒こげの遺体を見た。「あの子が生きていたら、その後どんなことができたのかなと思います」

 戦後、こうした体験を話す機会はなく、70代後半になって思った。「自分の戦争への思いを伝えていない。これでいいのか」。6年ほど前、ひまわりに入った。

 被爆時の自分と同じ年代の子どもや若い世代へ、歌と言葉で思いを託す。

 宇木さんは長崎市の丸尾町で生…

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