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 井村屋グループは15日、東証と名証の2部からそれぞれの1部に昇格すると発表した。12月7日付。看板商品である「あずきバー」や「肉まん・あんまん」の販売が好調。昇格にあわせた増資によって資金を円滑に集め、アイスなどの生産能力を増やす。

 井村屋は1896年に三重県松阪市で開業。1947年に法人になった。節目の70周年を迎えた今年、資金をより集めやすい1部への昇格を申請していた。

 昇格の前後に公募増資と第三者割当増資を実施して計二十数億円を調達。現在は津市に構える本社一帯などで工場の増強や生産性の向上を進めており、その一部にあてる。

 業績は好調だ。2017年9月中間決算は、売上高が前年同期比8・5%増の216億円、営業利益が28%増の9億円、純利益が93・5%増の8億円。いずれも上半期として過去最高だった。

 あずきバーは上半期として過去最高の2億3200万本を売った。7月の猛暑に加え、かき氷にしたり温かい牛乳に浸したりといった食べ方が話題になったことも追い風になった。12年発売の「やわもちアイス」も堅調という。

 肉まん・あんまんもコンビニ向けを中心に売れている。皮を従来以上にふっくらもっちりさせたところ、取り扱ってくれる店が増えたという。(細見るい)