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 1970年の大阪万博で「太陽の塔」の内部に飾られていたマンモスなど生物模型の4種類10体が再生され、16日に大阪府吹田市の万博記念公園で報道陣に公開された。大阪府が昨年10月から手がける太陽の塔の内部再生事業の一環だ。

 太陽の塔は芸術家の故・岡本太郎の作品。生物模型は塔内にあるオブジェ「生命の樹」に取り付けられ、生物の進化の過程を表していた。70年万博閉幕後、多くが所在不明になり、292体あった模型は約70体しか残っていない。

 そこで、70年万博を機に岡本がつくった「現代芸術研究所」(東京)が、当時の写真やスケッチなどを元に183体の再生に取り組んでいる。所在不明となったマンモスは、高さ3メートル、長さ3・5メートルの大きさで再生された。大阪府は総事業費17億円で耐震工事や内部の再生を進めており、来年3月から塔内を一般公開する。(太田成美)