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 日本維新の会の足立康史衆院議員は17日、衆院文部科学委員会の質疑で自民党、立憲民主党、希望の党の議員3人の名前を挙げて「犯罪者」と指摘した問題について、3党の国会対策委員長に「つたない表現だった」と謝罪し、発言を撤回した。維新および足立氏は、15日にあった衆院文科委の議事録から問題のあった発言を削除することに応じる方針だ。

 足立氏はこの日、維新の遠藤敬・国対委員長と国会内にある3党の控室を訪問。立憲の辻元清美・国対委員長に対し、「当事者や国民に不快な思いをさせた。深く反省し、撤回し、謝罪を申し上げたい」と述べた。辻元氏から再発防止を求められると、「注意をして国会活動に取り組むので、なにとぞご理解をいただきたい」などと語った。自民の森山裕・国対委員長、希望の泉健太・国対委員長にも同様に釈明した。

 立憲は「対応が不十分」として足立氏への懲罰動議を衆院に提出した。自民、希望は足立氏の謝罪を受け入れ、懲罰動議には同調しなかった。

 足立氏は、加計(かけ)学園の獣医学部新設問題を審議した15日の衆院文科委で、「獣医師会から献金をもらっている」として立憲の福山哲郎幹事長と希望の玉木雄一郎代表を名指しし、さらに「何らかの権限がある」と自民の石破茂元幹事長の名も挙げ、3人について「犯罪者だと思っている」と述べていた。

 足立氏はこの質疑で、「総理のご意向」などと記された文部科学省の文書の存在を報じた朝日新聞の記事についても、「捏造(ねつぞう)」と繰り返していた。ただ、この発言については17日、国会内で記者団に「撤回の考えはない」としたうえで、「今も捏造だと思っている」と語った。