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 沖縄県うるま市の女性(当時20)を殺害したとして、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた元米軍属のケネフ・フランクリン・シンザト被告(33)の裁判員裁判が17日も那覇地裁であり、女性の両親が「極刑を」と訴えた。被告は前日に続いて黙秘を続けた。

 父親は、喪服の黒いかりゆしウェア姿で証言台に立ち、用意した陳述書を朗読した。声を張り上げるように「一人娘を失った悲しみ、苦しみ、そして憎しみ、怒りがあります。極刑を望みます。命をもって償ってください」と述べ、裁判員らに向かい、深々と頭を下げた。

 続いて母親も証言台に立った。隣で代理人の弁護士が母親の陳述書を代読した。「(娘は)想像しがたい恐怖におびえ、痛み、苦しみの中でこの世を去りました。悔やみます。悔しいです。悲しすぎます」「(被告には)地獄であえぎ、苦しみ続けることを、心から願います」。母親はその間、顔を覆い、肩をふるわせて泣いていた。

 一方、シンザト被告はこの日も黙秘を続けた。午前と午後に1回ずつ被告人質問があったが、検察側が「最後に被害者、被害者遺族に言っておきたいことはありますか」と尋ねても「黙秘権を行使します」と英語で答えた。

 弁護側は、被告の生い立ちなどを説明。米ニューヨークで生まれたが、成人するまで里親の家を転々とし、その間、精神的な障害の治療を続けていたと述べた。

 遺体を解剖した琉球大医学部の二宮賢司助教への証人尋問もあった。二宮助教は、肩甲骨に刃物が貫通した跡があったとして「(凶器は)ナイフや包丁など鋭い刃体がついているもの。後ろから刺されたと思われる」「(刺されたのは)1回か2回」と述べた。(菅原普)

■母の意見陳…

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