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 イタリア南部シチリア島のマフィアの「ボスの中のボス」として知られ、数々の殺人事件で終身刑を受けて服役していたサルバトーレ・リーナ受刑者が17日、がんで死亡した。87歳だった。イタリア各紙が報じた。

 マフィア組織「コーザ・ノストラ」を長年支配。「野獣」の異名を持ち、150人以上の殺害を指示していたとされる。指名手配されて1969年から逃亡を続けた。だがマフィア捜査を指揮していたファルコーネ判事が爆殺された92年の事件などの容疑で93年に逮捕され、終身刑の判決を受けた。終身刑の判決は26回に及んだ。2015年に体調が悪化し、伊北部パルマの病院に収容されていた。(ローマ=河原田慎一)