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 東御市の湯の丸高原で18日、標高1730メートルの用地に全天候型の400メートルトラックレーンが完成し、地元関係者らが出席して式典があった。走り初めに参加した五輪金メダリストの野口みずきさんは「素晴らしい環境。走りやすいトラックだと感じた」。市などによると、全天候型の400メートルトラックでは日本一高い場所に位置するという。

 同市は現在、2020年東京五輪・パラリンピックの競泳選手強化に向け、仮設の高地トレーニング用プールの建設構想を進めている。資金にはふるさと納税を充てる方針で、「湯の丸から高地トレーニングでセンターポールに日の丸を!」をキャッチフレーズに専用ウェブサイトを開設、懸命に支援を呼びかけている。隣接して、ジョギングコースやトレイルランロードなどの整備も進めており、今回、全天候型の400メートルトラックが完成した。また、この日から同高原のホテルで「第20回高所トレーニング国際シンポジウム」も始まっている。19日まで行われる。

 走り初めには野口さんと男子400メートル日本記録保持者の高野進・東海大教授が参加。地元の小、中高生や市民らと一緒にコースを一周した。高野さんは「大変走りやすい。長距離でも短距離でも、こういう所で合宿したい」。野口さんは選手時代に標高約1600メートルの米国・ボルダーや、約1800メートルのスイス・サンモリッツで練習した経験を挙げ、「ここは1700メートル。こんな高い所でトレーニングできる施設が国内にあるのは素晴らしい。高地トレーニングの効果は確実にある」と話した。(鈴木基顕)

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