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(19日、大相撲九州場所8日目)

 稀勢の里はなすすべのない完敗だった。逸ノ城の巨体に頭からぶつかったが、206キロの圧力に後退。左のおっつけから強引に巻き替えを狙うも、最後は両差しで寄り立てられ、5秒あまりで土俵を割った。

 痛めている左腕の状態について本人は語らない。この日も取組後の支度部屋では視線を落とし、「うーん」と何度もうなるだけだった。ただ勝った逸ノ城の言葉が深刻さを物語る。「いつもの横綱じゃなくてびっくりした。何か軽かった。途中で力を抜いたような感じだった」

 横綱5場所目。途中休場の不戦敗をのぞき、中日までに4敗するのは初めてで、全てが金星献上だ。3場所連続休場からの再起をかけた場所だったが、この夜、宿舎に帰ると「明日、話すよ」と言った。また休場に追い込まれるのか。

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