停電対策に「サラダ油ランプ」 3分で製作、火は長持ち
災害時など突然の停電で、懐中電灯の電池が切れていたら? いざという時に備え、サラダ油を使ったランプの作り方を動画で紹介します。慣れれば2~3分でつくれます。
作り方を教えてくれたのは公益財団法人「市民防災研究所」の伊藤英司さん。
材料は、灯心に使うティッシュペーパー、灯心を固定するアルミホイル、透明なガラスのコップやジャムなどの空き瓶です。サラダ油は未使用の方が、灯心に火をつけている間、匂いが少なくなるので良いです。
伊藤さんは「5グラムの油で、3時間ほど燃え、長持ちします。万が一、容器が倒れても、サラダ油は発火点が高く、常温で火がつくことはないので、安全に使えます」と話します。灯油やガソリンは危険なので、絶対に使わないでください。
灯心は、2枚重ねのティッシュペーパーを1枚はがし、5等分に切ります。切り分けた一つを、手のひらで何度も転がして固くなるまで丸めます。先端をはさみで斜めに切ると、断面積が大きくなり、火がつきやすくなります。
アルミホイルも一般的な家庭用サイズなら横幅はそのままで、3センチ分切ります。折り込んだアルミホイルにつまようじで穴をあけ、灯心を差し込み、先端を3~5ミリ出します。アルミホイルを容器にくっつけ、灯心の先端に油をかけながら注ぎます。
最後に火を付ければ完成です。火は息を吹きかければ消えます。ランプから離れるときなど、火の取り扱いには気をつけて下さい。また、耐熱性のあるガラスを選んでください。(毛利光輝)
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