拡大する写真・図版 トヨタ・センチュリーを改造した焼きイモ販売車「金時」=19日、東京・お台場

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 まるでデコトラと族車と霊柩(れいきゅう)車のテイストをド派手にリミックスしたような、異形極まりないトヨタ自動車の最高級セダン「センチュリー」。近づくと、「♪いしや~きいも~」の売り声がダブ・ミックスの重低音で鳴り響き、サツマイモの甘い香りが漂う。行く先々で物見の人だかりと行列ができる石焼きイモの移動販売車だった。

 この車で各地を回って営業するのは、木崎公隆さん(38)と山脇弘道さん(34)によるアートユニット「Yotta(ヨタ)」。移動販売車に改造されたセンチュリーは、「金時」と名付けられたアート作品だ。さらに、実際に焼きイモを売り歩くことで生まれる購買客や見物人との掛け合いやその光景の路上における異物感も、丸ごとひっくるめて芸術活動だという。かつて日常にあった猥雑(わいざつ)な風景を、現代によみがえらせる試みだ。2010年に東京・六本木の芸術祭に出品。以来、毎年冬になると大阪・ミナミの街頭や各地の催しなどで焼きイモを売り続ける。物珍しさから動画サイトやSNSでは目撃情報の投稿が絶えない、知る人ぞ知る人気者になった。15年には、現代アートを対象にした「岡本太郎現代芸術賞」の最高賞を受賞している。

意図せざるシャコタン

 ベース車の初代センチュリーは…

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