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 埼玉県志木市の会社員女性(36)は2013年4月、妊娠14週でおなかの赤ちゃんを死産した。赤ちゃんは荼毘(だび)に付された。体が小さかったため、骨は残らなかった。分骨用の小さな骨つぼに遺灰を入れ、自宅に持ち帰った。

 火葬が終わり1週間ほどすると、次第に悲しみやつらさがこみ上げてきた。「これで終わってしまったんだな」

 おなかの大きな妊婦さんを見るのがつらくなった。通勤電車でかばんについているマタニティーマークが目に入ると、頭が痛くなった。仕事帰りは職場近くの公園のベンチに座り、独りでビールを1缶飲んで気持ちを落ち着けてから電車に乗る日々が続いた。

 妊娠や出産の話題が出るのもつらく、自分と同じ時期に妊娠した仲のよかった友人家族や幼なじみとも一切連絡を絶った。「他人事みたいに言わないでよ」。夫の何げない言葉にも声を荒らげてしまい、けんかになった。

 ただ、心の中では「赤ちゃんに…

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