宮城)東松島の大麦で「第3のビール」
岡本進
震災の津波で被害を受けた、東松島市の元運動公園で栽培された大麦を使った「第3のビール」が21日から発売されている。アサヒビールの「クリアアサヒ とれたての贅沢(ぜいたく)」で、東北限定で12月までの予定。
アサヒグループは2013年から地元に社員を出向させ、復興支援に取り組む「東松島みらいとし機構」が元運動公園に約1・5ヘクタールの畑をつくり、大麦を育ててきた。これまでは市内で販売された地ビールなどに使われてきた。
20日に仙台市内で商品の披露会があり、古山守夫・副市長は「麦の芳醇(ほうじゅん)な香りがして、飲みやすい。被災地に思いをはせてもらう、きっかけになればありがたい」と話した。