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 脱税事件の舞台になったビル型納骨堂「梅旧院光明殿(ばいきゅういんこうみょうでん)」(大阪市浪速区)を設置した宗教法人「梅旧院」から指定暴力団山口組の直系組織「吉川組」に資金が流出したとされる事件で、大阪府警は21日、関係先として背任容疑で山口組総本部(神戸市灘区)を家宅捜索した。

 捜査4課は20日までに納骨堂の運営会社「光明殿」社長の山口幸子(さちこ)容疑者(63)=兵庫県芦屋市=と吉川組組長で元夫の山口俊平容疑者(68)=大阪市中央区=を背任の疑いで逮捕した。2014年3月下旬、期限切れの仏壇に関する「特許権」の名目で梅旧院に現金3500万円を俊平容疑者に支払わせて損害を与えた疑いがある。

 俊平容疑者は同時期に吉川組組長に就任し、山口組の直系組長となった。流出した資金の一部が山口組に上納された疑いがあるとして、資金の流れの解明を進める。府警は80人態勢で山口組総本部を捜索した。