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さんまちらーめん(税別608円)

 飛驒高山の「古い町並み」の地元での呼び名「さんまち」が商品名の高山ラーメン。地元で創業84年、スーパー駿河屋のオリジナルです。前社長・溝際清嗣氏が心血を注ぎ、長年かけて開発。無類の中華そば好きで少年時代は小遣いを握りしめ食べに行ったほど。求めたのは、鶏ガラと魚介のあっさり醬油(しょうゆ)スープに極細縮れ麺という、地域で愛されている高山ラーメンの特徴を踏襲した味でした。

 こだわりのスープと麺、時間と手間をかけた焼き豚、それにメンマとコショウが一袋に入った商品が完成し30年余、父亡きあと、3代目清太郎社長が店の味を引き継ぎ、守っています。

 袋ごと湯煎するストレートタイプのスープは手間なく、ぶれない美味(おい)しさ。高山ラーメン専門店と同じ、だしと醬油をあらかじめ鍋で仕込む、日本そばのつゆの製法です。そば同様、白ネギの薬味がよく合います。

 高山ラーメンを「そば」と呼び、年越しに食べる高山市民。さんまちらーめんで年を越すなら超えてはいけないのが、ゆで時間。スープの絡みが抜群の極細麺ゆえに伸びやすく、ゆで時間75秒を厳守。大みそか、そばと少しの緊張感を味わいます。

採取地

フレッシュフーズ駿河屋本町店

(岐阜・高山)

0577・33・5058

デジタル余話

 なぜ高山でラーメンなのか? 1938(昭和13)年創業で高山ラーメン発祥とされる「まさごそば」の店主が、東京で料理修業中に中国人がつくる中華そばを学び、高山で屋台を開いたという説が有力です。さらに、ケイちゃんなど地鶏を食べる地域で鶏ガラがある、水がいい、寒いから温かいものを好む、江戸幕府の直轄の天領だったので醬油文化、などの土地柄も高山ラーメンを育てたのではないでしょうか?

     ◇

 菅原佳己(すがわらよしみ) スーパーマーケット研究家。著書に「日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品」など。

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