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 下妻市産ナシのベトナムへの輸出が好調だ。今夏から本格的に始まり、11月、総輸出量が100トンを超えた。生産農家の所得安定に直結することから、JA常総ひかりは来年度以降も120~130トンの安定的な輸出を目指している。

 国産ナシのベトナムへの輸出が1月に解禁されたのを受け、同JAは全国に先がけて8月から下妻市産の「幸水」の本格輸出を始めた。9月には「豊水」を中心に、「あきづき」「新高」を輸出。今月は冷蔵保管してあった豊水を送って計約105トンとなった。マレーシアやタイなどの輸出を加えると、今年中に110トン超となる見通しだ。

 同JAの担当者は「『日本産』の安心・安全感が根付いている。他国産に比べ、糖度も高く、食味や食感も良いと好評」と話す。9月には稲葉本治・下妻市長も参加し、ホーチミン市内の日系総合スーパーで下妻市産ナシをPRした。

 同JA下妻市果樹組合連合会の粟野陽一会長(72)は「9月以降、ナシの国内需要は減る。ベトナムへの輸出は生産農家の所得安定に直結するし、後継者の確保・育成にもつながると考えています」と話している。(吉江宣幸)