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 県木に指定されている魚梁瀬杉の初競りが24日、高知市仁井田であった。天然の魚梁瀬杉の伐採が今年度で原則休止されることから、競りには県内外から多くの製材業者らが詰めかけた。

 魚梁瀬杉は馬路村の魚梁瀬地区を中心に分布。節が少なく、きめ細かな木目が特徴として知られ、天井板や和室の柱などの高級建材に使われてきた。しかし、資源の減少などを理由に、今年度以降の伐採は原則休止となり、9月に伐採された58本約500立方メートルが最後となった。

 この日、競りの会場には9月に伐採された一部約80立方メートルが並んだ。安芸市で木材製品の製材加工などを手がける山和木材会長の貞広和男さん(81)が最高額の1立方メートルあたり36万円の魚梁瀬杉を落札した。

 貞広さんは「ちょっと値段が行き過ぎたけれど、杉の木目と色合いが良くほれてしまいました。これでテーブルをつくろうと思います」と話していた。(高木智也)