長崎市の国史跡「出島和蘭(オランダ)商館跡」と対岸をつなぐ「出島表門橋」の完成記念式典が24日、秋篠宮ご夫妻とオランダ王室のローレンティン妃を迎えて開かれ、渡り初めがあった。江戸時代に日本と海外をつないだ出島の入り口に、約130年ぶりに橋が架かった。

 出島は江戸時代に築かれた人工の島で、対岸とは橋で結ばれていたが、1888年ごろに橋は撤去。周囲の埋め立ても進められ、市街地の一部となった。長崎市は1951年から街並みの復元に取りかかり、将来的には海で囲まれたかつての姿に戻すことをめざしている。

 式典には出島復元に協力してきたオランダの学術関係者などの招待客や市民ら約800人が参加。秋篠宮さまは「表門橋の完成が新たな交流の始まりとなり、4世紀にわたる日蘭両国、長崎とオランダとの友好関係が更に発展することを祈念します」と述べた。(山野健太郎)