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 秋の有田陶磁器まつりが行われている有田町で25日、町内四つの有名な窯元で伝統の薪窯(まきがま)だきが特別公開された。また町のシンボルの高さ40メートルの大いちょうのそばでは地元中学生らによる楽器演奏も行われた。

 四つの窯元の一つ、柿右衛門窯で公開された薪窯は、当主、柿右衛門がつくる「濁手(にごしで)」といわれる色絵磁器に欠かせない窯だ。前日の午前6時から25日夕方まで火を絶やさないように、職人が交代で薪をくべる。

 薪窯の周りには午前中から多くの一般客が訪れていた。埼玉県狭山市に住む主婦、田辺やす子さん(64)もその一人。休みを利用して来たという。「秋の有田の陶磁器まつりは初めて。薪窯めぐりのことを知り、柿右衛門窯を見たくて来ました。柿右衛門さんの器が焼かれる炎をじかに見ることができて満足です」と話した。

 薪窯は、同町の有田ポーセリンパークの天狗谷(てんぐだに)窯でも、26日午前10時から午後4時まで見ることができる。まつりは26日まで。問い合わせは主催する有田観光協会(0955・43・2121)。(秦忠弘)