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 26日午前11時ごろ、北アルプス白馬・乗鞍岳の標高2千メートル前後にある天狗(てんぐ)原付近(長野県小谷(おたり)村)で「男性がクマにかまれた」と、同行の男性から119番通報があった。長野県警山岳遭難救助隊などが同日夕、クマにかまれた岐阜市岩地2丁目の会社員鶴巻晃さん(35)を救助し、病院に搬送した。鶴巻さんは頭などを負傷する重傷を負ったが、意識はあるという。

 県警大町署によると、鶴巻さんは同日朝、同行の男性とともに小谷村の栂池(つがいけ)高原スキー場から入山。日帰りの予定でバックカントリースキー(山スキー)をしていた際、クマ1頭に遭遇し、かまれたという。クマは山中に逃げたという。

 現場周辺は1メートル以上の積雪があり、ヘリコプターが着陸できないため、県警や北アルプス北部地区遭難防止対策協会の救助隊員計6人が地上から向かい、救助にあたった。

 同県大町市の鷹狩山(1164メートル)では24日、ハイキング客が雪が積もった道路に残されたクマの足跡を撮影。鑑定した大町山岳博物館の担当者は「まだ冬眠していないクマもおり、登山の際は注意してほしい」と話している。