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 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領にとって、ベトナム中部ダナンで今月開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)は同国への初訪問だった。ソウルから出張した私が注目していた一つは、約50年前に自国が加害者として関わった戦争にどう言及するかだった。

 反共を掲げた韓国の朴正熙(パクチョンヒ)政権はベトナム戦争に参戦し、31万人を派兵。特需により韓国経済は潤ったが、現地では韓国人将兵が関わる民間人虐殺が起きた。文氏が師と仰ぐ金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)両大統領は訪越時に「遺憾」を表明しており、現地で被害者支援を続ける韓国の市民団体からも謝罪を促す声があった。

 結局、文氏はベトナム戦争について言及しなかった。大統領府関係者によると「検討はされたが見送られた」という。政府内で「未来志向の訪問に」との意見が出たためというが、文氏は国内では旧政権の人権侵害を徹底追及しており、二重基準と映りかねない結果になった。

 ただ、自国の負の歴史に向き合…

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