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「ハンサムマザー」はとまらない:50

今尾朝子

 子連れの集まりは、外のレストランやカフェより“おうち”が楽。それは今も昔も変わりません。ただ、最近は「楽だから」がいちばんの理由ではなく、ママ友との距離をぐっと縮めるために“おうち”に招くという目的を持った戦略的なママが増えているようです。

 そうした集まりを、VERYでは“おうち外交”と名付けました。パパたちの育児参加が増えたといっても、切り盛りするのはママが中心。さらに働くママが増え、助け合いの必要性がますます高まっている実情が、“おうち外交”の広がりの背景にあります。今回は、そんな外交上手なママたちを取材してきました。

 開催されるのは、例えば平日の保育園帰り。ある外交上手なママによると「昨日作りすぎたシチューが残っていて。夕飯さくっと食べていかない?」、そんな誘いが負担をかけないそう。急に誘われれば、招かれる側も手土産だって必要なし。招く側もちょっとくらい家が散らかっていても、準備の時間のある週末ではないのだから当たり前、と双方が思えるというわけ。夫の帰りが遅い日も“おうち外交”を設定しやすい日程です。ママ同士の本音が炸裂(さくれつ)しやすく、夫がいるのに迷惑ではないかと気を使わせずにすみます。ママ同士で顔を合わせることが少なくなる小学校生活がスタートして、初めて“おうち外交”をしてみた、というママも。

 ごはんはデリバリーや部分的に出来合いのものを上手に使って頑張りすぎないほうが、ママ友から共感され、より親しい関係になりやすいと言います。お迎えの連携や子供の持ち物確認など、助け合える場面が一気に増えるとか。

 「夕方お迎えに行って、急いで帰り、子どもを待たせながら慌てて夕飯の準備をして、ごはん、お風呂、寝かしつけを1人でこなすよりも、ママ友同士で雑談しながら夕食を囲めるのはとってもぜいたくなひとときです」とは招かれた側のコメント。

 リラックスしながら情報交換をし、絆を深められる“おうち外交”の時間は、招く側も招かれる側にとっても、頑張っているのは1人じゃないと思わせてくれる貴重な時間と言えそうです。