[PR]

 「女優の淡路恵子さんの告別式で不適切な言動があった」とする週刊誌報道で名誉を傷つけられたとして、タレントのデヴィ夫人が、取材に証言した淡路さんの長男に対し、2100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。梅本圭一郎裁判長は「記事は真実でない」と認め、長男に88万円の支払いを命じた。

 問題になったのは、2014年2月10日発行の週刊ポスト(小学館)と、同年3月11日発行の女性自身(光文社)。両誌は同年1月の淡路さんの告別式で、デヴィ夫人が不適切な発言や行動をしたと報じた。

 判決は、長男の証言は変遷しており、信用できないと判断。その上で「長男は自らの発言がそのまま記事になると予測、容認しており、名誉毀損(きそん)と因果関係がある」と結論付けた。発行元の2社については、別の訴訟ですでに賠償を命じられている。

 一方、長男の発言を「売名行為」などと記したデヴィ夫人のブログが名誉毀損に当たるとした長男の訴えについても、27日の東京地裁判決は「人格攻撃が目的」と認め、デヴィ夫人に33万円の支払いと記述の一部削除を命じた。判決は「名誉毀損の記事に反論するための適当な限度を超えた」と指摘した。(後藤遼太)