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 あらたな新幹線の整備を求める動きが各地で熱を帯びている。整備新幹線5路線の全ルートが今春確定し、計画段階で足踏みしていた路線の関係者は「整備」への格上げをめざして働きかけを強める。全国にあまねく整備新幹線が走る日はくるのか。

 元国鉄総裁で「新幹線の父」と呼ばれた十河(そごう)信二(1884~1981)が市長を務めた愛媛県西条市で11月、日本青年会議所のメンバーらが、四国新幹線の早期実現を目指した署名活動の報告会を開いた。

 四国を中心に集めた署名は約12万人分。来賓であいさつした玉井敏久・西条市長は「全国各地で高速鉄道ネットワークが整備されるなか、四国新幹線は基本計画のまま。四国は依然として新幹線の空白地帯だ」と訴えた。「四国に新幹線を」のかけ声に、がんばろう三唱が会場に響く。関係者は署名を手に東京の国土交通省に陳情に向かった。

 翌日、陳情団は石井啓一国土交通相に署名を手渡した。石井国交相が「いま、新幹線は全国で火の手があがっている。先日も中国のみなさんが、7万名だったか、署名を集めて来た」と話すと、「うちの方が多い」と笑いが起こった。

 国が新幹線の整備に本腰を入れた1970年代。特に優先する北海道、東北、北陸、九州(鹿児島ルート、長崎ルート)の5路線については73年に「整備計画」が策定された。今年3月、北陸新幹線の京都―新大阪の延伸ルートが決まり、整備新幹線全路線のルートが確定した。

 これに対し、全国に新幹線網を広げるために同じ73年に基本計画を作った11路線は、リニア中央新幹線になった路線以外は整備計画への格上げがなく、建設のめどが立っていない。基本計画どまりの路線をこの年にちなんで「昭和48年組」と呼ぶ関係者もいる。

 国交省は今年度から「幹線鉄道ネットワーク等のあり方に関する調査」(2億8千万円)を計上した。新たに新幹線を整備する際の工法を中心に、インバウンドが新幹線に与える影響などを調査。来年度も事業を継続する予定で、「昭和48年組」の期待が再燃した。

■「実現同盟…

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