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 トヨタ自動車は28日、来年1月1日付の新体制を発表した。副社長を4人から6人に増やし、その1人に系列デンソーの副会長をあてる。常務役員には生え抜きの女性を初めて起用し、豊田通商や三井住友銀行からも迎える。

 例年春の役員人事を前倒しし、幅広く人選。IT企業など他業種も交えた競争に備えるという。

 デンソーから迎えるのは小林耕士氏(69)。出身のトヨタでは経理や国内営業を担当。現社長の豊田章男氏(61)の上司だったこともある。一度出た系列メーカーからの副社長就任は異例。財務と危機管理を担当する。

 財務担当副社長の永田理氏(60)は退任し、専務役員の吉田守孝氏(60)と友山茂樹氏(59)が副社長に昇格する。友山氏はITを使った新事業を豊田氏と二人三脚で長く担当した。

 副社長級のフェローを新設。自動運転技術に欠かせない人工知能研究を担う米子会社トップ、ギル・プラット氏(56)をあてる。

 常務役員には、レクサス部門チーフエンジニアの加古慈(ちか)氏(50)を生え抜き女性として初起用。レクサス部門全体の副責任者にあてる。グループの豊田通商からは執行役員の今井斗志光氏(52)を迎え、アフリカ本部長に。三井住友銀行の常務執行役員、福留朗裕氏(54)も招き、販売金融事業本部長にあてる。