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 渡航先の中国で今年3月に拘束された台湾の与党・民進党の元職員、李明哲氏(42)に対し、湖南省の岳陽市中級人民法院(地裁に相当)は28日、国家政権転覆罪で懲役5年の有罪判決を言い渡した。台湾人に対して同罪が適用されるのは異例。台湾側の対中感情が悪化し、中台関係に影響する可能性がある。

 判決は、李氏が2012年以降、中国政府や社会主義制度に不満を抱く人々が議論する中国のSNS上のグループに参加し、実際に会合も開くなどして中国政府を攻撃する言論を広め、政権の転覆を計画したと認定した。共に起訴された中国人男性には首謀者として懲役7年を言い渡し、李氏は積極的に関わったとした。

 李氏は元民進党職員で、台湾で人権問題などに取り組んでいた。中国に拘束されて以降、李氏の妻や支援者らが米国議会や国連人権理事会などに出向き、李氏の解放を訴えてきた。(岳陽=益満雄一郎、台北=西本秀

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