機動特派員・織田一
歯止めがかかったかに見えた外国人技能実習生の失踪が再び増加に転じた。原因がはっきりせず、法務省も当惑している。実習生の保護強化策を盛り込んだ新制度が11月にスタートしたが、失踪を減らす効果がどれだけあるかは不透明だ。
法務省は近年、失踪者が多い企業や団体への指導を強化。賃金不払いなど不正行為があった企業などの受け入れ審査を厳しくした。その結果、失踪者数が昨年は前年を初めて下回った。その手法が今年は通じなかったわけで、「しかるべき対応はしてきたのに」(同省幹部)との声が漏れる。
今年上半期は失踪者が昨年同期比698人増。新たに入国した実習生は6万3人で、昨年同期より8903人多かった。入国者増が失踪者増を招いたとの見方があるが、失踪者が前年より少なかった昨年も入国者は前年を1万人近く上回っていた。
ただ、今回失踪が急増したのは…
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朝日新聞社会部