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 東京・赤坂の土地売買を巡り、アパホテルを運営するアパグループの不動産会社「アパ」(金沢市)から12億円余りをだまし取ったとして、警視庁は住所不定、会社役員宮田康徳容疑者(55)=偽造有印私文書行使容疑などで逮捕=ら男女10人を詐欺容疑などで再逮捕し、29日発表した。宮田容疑者は容疑を認めているというが、他9人の認否は明らかにしていない。

 捜査2課によると、10人は2013年7月中旬~8月上旬、港区赤坂2丁目の約380平方メートルの土地所有者になりすまし、偽の売買契約書などを使ってアパと契約を結び、土地売買代金名目で約12億5千万円を詐取した疑いがある。同課は、10人が他人の土地を無断で売買する「地面師」グループで、宮田容疑者が主導役の一人とみている。書類が偽造されていたため、アパへの土地の名義変更は法務局に却下された。

 宮田容疑者らの再逮捕を受けてアパの担当者は29日、朝日新聞の取材に対し「捜査中なのでコメントは差し控える」と答えた。