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 仮想通貨「ビットコイン」の価格が29日、初めて1コイン=1万ドル(約111万円)を超えた。26日に円換算で1コイン=100万円を超えていたが、その後も値上がりが続き、3日でさらに10%超上がった。

 1コインあたりの価格は、2009年のビットコイン誕生直後は1ドルに満たなかった。しかし、仮想通貨の大手取引所「マウント・ゴックス」(東京・渋谷)が破綻(はたん)する直前の2013年には100ドルほど、17年初めには1千ドルほどに上昇。さらに1年足らずで1万ドルに達したかたちだ。

 値上がりは、投機目当ての資金流入に支えられている。複数の「分裂」騒動を乗り越えて利益を得た人がいたことで、今後の分裂を見込んだ値上がり期待が高まっている。また、米国の大手商品取引所が先物取引を始めると表明したことで機関投資家が買うとの思惑もある。大手取引所の幹部は「世界的な金余りも、ビットコインへの資金流入につながっている」と話す。