【動画】フィギュアで町おこし 高知県四万十町の海洋堂かっぱ館
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 フィギュアの博物館や工場を誘致する計画が各地で進んでいる。世代を超えて楽しめるプラスチックの造形物には、おもちゃを超えた可能性が詰まっている。地方で引っ張りだこの理由とは――。

 高知県の南西部、四万十町。山深い地区にある「海洋堂かっぱ館」には、カッパのフィギュアばかり約650体が並ぶ。「かっぱの森」をイメージした博物館。平日でも客の姿が絶えない。5回ほど訪れたという高知市の楠瀬(くすのせ)絵美さん(44)は「よく分からないけど面白い。不思議な空間です」。

 近くには「海洋堂ホビー館四万十」があり、恐竜やアニメなどのフィギュア約7千点が展示されている。2館合わせた来場者数は、町の人口の3・7倍にあたる約6万5290人(2016年度)だ。

 運営するのは大手フィギュアメーカーの海洋堂(大阪府門真市)。1964年、模型屋として創業し、70年代以降、帆船やアニメキャラなどのフィギュアでヒット作を飛ばした。今は、各地の名所やグルメをフィギュアにしたお土産などが人気で、技術力は世界的に評価されている。ホビー館は11年、かっぱ館は翌12年、創業者の宮脇修さん(89)がつくった。

 両館を除く四万十町の主要な12の観光施設への入場者数は、10年度の約70万人から16年度の約92万人に増加。町は、両館の存在が増加の一因とみている。町が父の生まれ故郷である宮脇さんには、館の集客で過疎化に歯止めがかかれば、との思いがあるという。今年10月、かっぱ館は地元と一緒にかっぱ祭りを開催し、仮装大賞などで盛り上がった。

 県内では南国市でも20年度、海洋堂の生産施設が入る「ものづくりサポートセンター(仮称)」がオープンする予定。訪れた人が、レーザーカッターや3Dプリンターを使ってフィギュアを作れるようにする。希望者には作品を展示・販売する空き店舗を紹介する構想だ。

 県はフィギュアを通じた活性化…

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