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 12月1日にあるサッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の組み合わせ抽選会。イランでは、抽選結果よりも女性司会者の衣装に注目が集まっている。肌の露出が多い衣装だと、国営放送が「不適切」と判断し、放送を中断する恐れがあるためだ。女性司会者のホームページには「セクシーな服は着ないで」といった投稿が多数、寄せられているという。

 元イングランド代表選手のガリー・リネカーさんとともに司会を務めるのは、ロシアのスポーツ記者マリア・コマンドナヤさん。コマンドナヤさんはSNSなどで肌を露出させた服装の画像を投稿しており、イランのサッカーファンから「このままでは抽選会が見られなくなる」との悲鳴が上がったという。

 イランでは、イスラム教の戒律で肌や髪の毛の露出が禁じられている。このため、イラン以外の国のニュースなどを放送する際にも、国営放送が検閲をし、女性の肌や髪の毛が見える映像をカットしたり、見せないように編集したりしている。

 イラン国営放送は13年のW杯抽選会で、胸元のやや開いた服装で登場した司会者の女優フェルナンダ・リマさんの衣装について、「我々の指針に合わない」として放送を中断。14年のW杯ブラジルの本大会でも、サンバダンサーの衣装を問題視して、約30分にわたり別の映像を放送したという。(杉崎慎弥

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