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 日馬富士が幕内貴ノ岩(27)に暴行を加えたとされる問題で、傷害容疑で捜査を進めている鳥取県警は、来週中にも日馬富士を書類送検する方針を固めた。捜査関係者の話でわかった。県警は、これまでに現場に同席した力士らの聴取を一通り終えた。関係者らの話がほぼ一致したとして、容疑が固まったと判断した。

 日馬富士は10月26日の鳥取巡業の前夜、鳥取市内のラウンジで貴ノ岩を殴ったとされる。捜査関係者によると、日馬富士は事情聴取に対して、素手やカラオケのリモコンで複数回殴ったことを認めた一方、一部関係者が語ったビール瓶による殴打や馬乗りになって殴ったことは否定。横綱白鵬のほか、横綱鶴竜や関脇照ノ富士ら現場に同席した力士らもほぼ同様の話をしたという。

 殴った回数など、一部に食い違いがあることから日馬富士の再聴取をするか検討しているが、その必要性を含めて慎重に見極めている。

 今回の問題で鳥取巡業に注目が集まったこともあり、巡業を見に行ったという鳥取県岩美町の女性(70)は「年下や格下といった『下』に手をあげるのは一般人でも許せない。まして横綱。それが鳥取でたまたま起きて、相撲ファン、鳥取県民として悲しい」と落胆した。

 県の相撲関係者で、問題の現場となったラウンジに行く前の1次会の席に参加したという男性は、「いい感じで親交を深めていただけに、まさかその後こういう大事になるとは想像できなかった。非常に残念」と悔しさをにじませた。