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 オリンパスの損失隠しをめぐる株主代表訴訟の控訴審第1回口頭弁論が30日、東京高裁であった。高裁は不正経理疑惑を内部告発した元社長のマイケル・ウッドフォード氏を証人として来年2月13日に尋問することを決めた。法廷で傍聴していた同氏は出廷の意向を明らかにした。

 同氏は2011年秋、疑惑を追及していた最中に社長を解任された。一審・東京地裁は損失隠しに関与した旧経営陣らに、株主代表訴訟史上2番目の高額とみられる588億円を会社に支払うよう命じたが、解任に賛成したその他の取締役の責任は認めず、株主側が控訴していた。株主側は「解任は疑惑追及の口封じのためで、取締役らがそれに気づかなかったとは考えられない」と主張した。一審でも株主側はウッドフォード氏の尋問を求めたが、地裁は採用しなかった。