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 4人の子ども全員を、東京大学理科Ⅲ類(理Ⅲ、医学部)合格へと導き、「受験は母親が9割」などの著書がある「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん。一方、心臓外科医で昭和大横浜市北部病院教授の南淵明宏さんは、自らの娘2人を医学部に入学させ、「医学部に来なさい!」の著書もある。医学部進学にこだわりを持つ2人が、受験や子育てを中心に語り合った。

悩んだら医学部へ

 ――南淵さんの娘さん2人も医学部に進んだ。

 南淵 これで「食いっぱぐれはしない」と一安心です。それに医学は万物の博学の頂点。無人島でサバイバルするための知識も得られる。また原発がぶっとんでも核ミサイルが飛んできても、宇宙人が攻めてきたって自分や家族を守るために最良の策はとれる。「識(し)る」っていうのは快感だし、「識っている」というのは生きる力ですよ。「進路を悩んでいる人がいたら医学部がいい!」と言いたい。医者は自由人でもあります。佐藤さんも医学部にはこだわっていたでしょ。

 佐藤 うちは理Ⅲじゃなかったら、東大の他学部に行っていたと思う。息子は灘高だったから、本人が東大にこだわっていたんですよ。先輩後輩が東大にいっぱい、いる。

 南淵 なんだ。東大がだめなのは、灘のせいだったのか(笑)。ところで佐藤さんの本が売れたり、テレビに出たりと、世間は佐藤さんのどこに興味を持っていると思いますか。

 佐藤 子育ての方法がたくさんある中で、東大理Ⅲに4人全員合格したので。しかも、受験生の朝食に適したものや、必要な睡眠時間といった具体的なことを書いているものもないからでしょう。ささいな日常に悩むのが子育てです。

家族だんらんの結果

 南淵 理Ⅲと何度も僕には耳障りなんですが、佐藤さんの著書の魅力は家族の話。ヒトは誰でも長い人生で家族だんらんを満喫できる時間なんて少ししかない。だから、その時間を絶対に後悔ないように過ごした! というメッセージと読みました。みんなで一緒にバイオリンを習ったり、勉強も一緒にとことんやったりしたら、結果として東大に入っていたという話でしょ。

 佐藤 鋭い。そう、捉えてもらえればありがたいです。

 南淵 ボクの娘2人も医学部に入学した瞬間に、家族だんらんは終了。もっと一緒の時間を過ごしたかった、と後悔が募るばかりです。まあ、父親って大概そうなんでしょうね。

 佐藤 いつか子どもが離れるのは分かっていて、子育ては18歳までと思っていた。仮に自宅から大学へ通ったとしても、親元は離れていく。理Ⅲ合格はそこまで、精いっぱいやった結果に過ぎないんですけどね。

 ――偏差値が高いから理Ⅲに進んだことで佐藤さんへの批判がある。

「東大と比べられるとむかつきます!」「父親は進路に関わらないで」…お二人の受験対談はますます盛り上がります。

 南淵 「医者になりたい」と考…

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