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負動産時代

 「ドーン」。強い台風に直撃された昨年9月20日未明、宮崎市の仁田脇(にたわき)由香さん(42)は雷が落ちたようなごう音で跳び起きた。気づくと家の中は土砂の臭いが充満していた。家の裏手に迫る急傾斜地が大雨で崩れ、土砂が壁を突き破って玄関に流れ込んでいた。

 幸い仁田脇さん夫妻にけがはなかったが、住宅や駐車場にとめてあった車が壊れた。急傾斜地には応急措置でビニールシートや土囊(どのう)が置かれたが、1年以上たった今、シートは破れ、雑草が生い茂っている。本格的な土砂崩れ対策の工事が始まる気配はない。

 「こっちは生きるか死ぬか。見…

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