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宇宙新時代 民間の挑戦

 高度100キロは「カーマン・ライン」と呼ばれ、宇宙の入り口とされる。

 高度400キロの国際宇宙ステーションから火の玉のように帰還する宇宙船とは異なり、100キロまでの往復では、耐熱など技術的な難易度は下がる。航空機のように繰り返し使える宇宙航空機(スペースプレーン)による短時間の「宇宙旅行」を目指す取り組みが国内外で進む。

 愛知県碧南市にある「PDエアロスペース」が開発中のエンジンは、燃料を燃やして推進力を得る際、大気中の酸素を使うモードと、機体に積んだ酸化剤を使うモードを切り替えられる。

 空港から航空機のように離陸し、高度15キロまでは大気を取り込む。さらに高い高度へ上昇する時には酸化剤を使うため低燃費につながる。今年7月に燃焼の切り替え実験に成功した。今後全長約3メートルの実験機で飛行を繰り返し、21年には人を乗せた機体で高度100キロ到達を目指す。緒川修治社長は「宇宙旅行だけでなく、既存の空港を使った輸送にも応用したい」と先を見据える。

 こうした飛行に民間で初めて成功したのは米スケールド・コンポジッツ社だ。2004年、ロケットエンジンを積んだ「スペースシップワン」を母機がつり下げ、高度約15キロで分離。高度100キロに達した。

 米ヴァージン・ギャラクティック社はこの機体を改良し、1人25万ドル(約2800万円)で4分間の無重力状態を楽しめる宇宙旅行を計画。すでに世界から約700人が予約している。14年、テスト中に墜落事故が発生したが、16年に再開。来年のツアー実現を目指している。

 スペースプレーンの開発は、研…

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