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 阪神・淡路大震災の犠牲者や復興に尽力した人らの名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に17日、銭湯を営んでいた男性の名前が新たに加わる。銭湯は全壊したが、震災直後に避難先の公園にバスタブを持ち込み、風呂を沸かした。「被災者の心と体を温めた功績を残したい」。銘板には遺族の思いが詰まる。

 男性は、神戸市東灘区の銭湯「森温泉」先代経営者の立花武さん。2014年に81歳で亡くなった。

 市によると、1995年1月17日の激しい揺れで、銭湯があった森南地区は約7割の建物が全半壊。住民は銭湯から西に約200メートル離れた公園に避難した。銭湯も全壊し、シンボルだった高さ約15メートルの煙突は中ほどから折れた。妻の由紀恵さん(77)が子連れ客の子守をした脱衣所も、お客さんが世間話に花を咲かせたフロントも、崩落した2階の自宅部分に押しつぶされた。

 由紀恵さんによると、被災直後、武さんは「もう、やめようか」と悩んでいた。そんな時、ボランティアとがれきを撤去していると、青いタイルの浴槽が残っているのを見つけた。「お風呂やってよ」という常連客の声にも背中を押され、再開を決意したという。

 震災から2カ月後。最初の一歩…

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