[PR]

 トランプ米大統領は2日、自身のツイッターで、ロシア疑惑で起訴されたフリン前大統領補佐官を更迭した理由について、米連邦捜査局(FBI)に「ウソをついた」からだとした。トランプ氏はFBIにフリン氏の捜査をやめるよう求めたとされているが、その時点でフリン氏の虚偽の供述を知っていたことになり、捜査妨害の疑いがより強まる可能性がある。

 トランプ氏はツイッターで「私がフリン将軍をクビにしなければならなかったのは、フリン氏がペンス副大統領とFBIにウソをついたからだ。彼はそれらのウソを有罪と認めた」と書いた。「それは困ったことだ。政権移行期の彼の行動は合法だったのだから。隠すことは何もなかった」とも述べた。

 ホワイトハウスはフリン氏を更迭した2月13日、フリン氏がペンス副大統領に対し、対ロシア制裁についてロシア大使と協議していないとウソをついたことを理由に挙げていた。

 ところが、トランプ氏は今回のツイッターで、ペンス氏にだけでなく、FBIにもウソをついたことを理由に加えた形だ。事実なら、更迭した時点でフリン氏の偽証罪の可能性を知っていたことになる。

 トランプ氏は、フリン氏を更迭した翌日の2月14日、ロシア疑惑の捜査を担っていたFBIのコミー長官(当時)と会い、「彼(フリン氏)は良いヤツだ。この件はやり過ごして欲しい」と述べ、フリン氏に関する捜査をやめるよう求めたとされる。米メディアは、トランプ氏のツイート通りなら、フリン氏の偽証罪の可能性を認識した上でFBIに捜査妨害を行ったことになり、より悪質な行為などと指摘した。

 これに対し、トランプ氏は3日朝、「私はコミー氏に、フリン氏の捜査をやめるよう頼んだことは決してない。コミー氏のウソを報じた、単なるフェイクニュースだ」とツイートし、捜査妨害の疑いを否定した。(ワシントン=土佐茂生)