酒本友紀子
聴覚障害者が手話で利用できる公衆電話ボックス「手話フォン」が3日、国内で初めて羽田空港に設置された。テレビ電話のモニターに映った手話通訳者を介して、ホテルや店、友人らとやり取りができる仕組み。利用は無料。今後、成田など主要空港にも置かれる予定だ。
スマートフォンやパソコンを使って同様のサービスを登録者向けに提供している日本財団が、ニーズの高い空港で誰でも利用できるようにと設置した。国内線第1、第2ターミナルの各出発ロビーにある案内所の横に置かれ、年中無休で午前8時~午後9時に利用できる。
全日本ろうあ連盟の長谷川芳弘副理事長は「欠航や遅延などの緊急時に、時間のロスなく連絡ができるので便利。情報のバリアフリーの一つとして手話フォンが全国に広がれば」と期待している。(酒本友紀子)
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