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 熱海市に国内外の新作映画を集め、映像文化を世界へ発信する企画が動き出した。街全体を「シネコン」にする熱海国際映画祭が来年6月28日~7月1日、開催される。実行委員会には市やシネコン運営会社などが参加。再来年以降も開催する方針で、日本を代表する映画祭の街をめざす。

 実行委によると、映画祭は市内の美術館や芸妓(げいぎ)の歌舞練場、ホテルを会場に、応募作から選んだ20作品を上映する。映画セミナーやワークショップも開催。制作者や出演者が、ファンと交流する場にもする。

 シンボルマークは海の波や富士山のほか、切り込みのあるフィルムの形で新幹線を表現。外国からの映画関係者やファンの来訪も見込まれ、市は「富士山に近く芸者と出会える街」をPRする考えだ。

 熱海は太宰治、谷崎潤一郎ら小説家との縁が深く、映画祭は審査で脚本を重視するという。斉藤栄市長は都内で会見し「海外の文学的色彩のある映像にふれ、日本の作品がアジア、欧米に配給される機会にもなると思う」と話した。(村野英一)