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 2014年の香港の民主化デモ「雨傘運動」に参加した若者らでつくる政党「香港衆志」は4日夜に声明を出し、同党常務委員で香港の大学4年生、周庭(アグネス・チョウ)氏(21)が来年3月の香港立法会(議会)の補欠選挙に向け、「積極的に立候補を検討している」ことを明らかにした。事実上の出馬表明とみられている。

 周氏は雨傘運動の際、香港政府トップを決める行政長官選挙における普通選挙の実現を訴えた中高生中心の学生団体に所属し、「女神」とも呼ばれた。日本のアニメやテレビ番組が好きで、独学で日本語を習得。今年6月に来日した際は日本語で記者会見した。

 香港衆志は中国に批判的な政党で、昨年の立法会選挙で主席の羅冠聡氏を擁立し、1議席を獲得した。だが、香港政府は羅氏が規定通りに議員就任時の宣誓をしなかったとして司法審査を申し立て、香港の裁判所は7月、議員資格は無効と判断。失った議席を回復するため、周氏が立候補する見通しとなった。(広州=益満雄一郎)