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 2017年も残すところ10日あまり。ところで、今年はやった料理で何が思い浮かびますか。民間シンクタンクが選んだ今年の世相を最も象徴した料理は「鶏むね肉料理」。パサパサした食感が敬遠されたのも「今は昔」のようで。

 ぐるなび総研(東京)は今月上旬、「今年の一皿」に鶏むね肉料理を選んだ。飲食店情報サイト「ぐるなび」での検索数や会員アンケートなどから絞り込んだ。高たんぱく・低脂肪が注目され、特に、サラダの具材として広く使われたことがポイントだという。

 行列ができる東京の飲食店「筋肉食堂 六本木店」でも「鶏ムネ肉のステーキ」(千円)が人気。200グラムで220キロカロリーに収まる一方、たんぱく質は45・2グラムと、成人女性の1日の推奨量50グラムをほぼまかなえる。ぷりぷりして肉汁もたっぷり。1日の注文数は開店した2015年に比べて約2倍になった。谷川俊平マネジャー(34)は「体作りに適し、ダイエットに取り組む人を含めて年中人気があります」。

 人気は価格にも表れる。農林水産省によると、東京の卸売価格は今年2月以降、前年同期を1割弱から4割弱ほど上回る。一方、もも肉は7月以降、前年を下回る。

 そもそも海外ではむね肉が主流だが、日本では脂がのったももが好まれてきた。霜降り肉やトロなど脂を好む国民性があるようだ。鶏肉専門店「鳥藤」(東京)の鈴木章夫社長(69)は「むね肉はひき肉などに使う程度で余りがちだったが、ここ5年くらい足りなくなって産地から買い足すことが増えている」と話す。

 いつごろから人気が出たのか。…

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