[PR]

 なるべく農薬を減らしてミカンを作る「省農薬ミカン園」が海南市下津町大窪にある。農薬中毒による高校生の死をきっかけに始まったこの園で、1970年代後半から省農薬栽培のための調査研究を続けてきた「京大農薬ゼミ」が40周年を記念して11月下旬に同窓会を開いた。今でも、害虫の調査やミカンの販売を通して、学生が農業のあり方を考える場になっており、その活動は脈々と受け継がれている。

 11月24日、海南市下津町大窪の省農薬ミカン園。農薬ゼミの学生や卒業生がミカンの収穫を手伝っていた。紀伊水道を見渡す山の斜面に約千本の木がある。農園を営む仲田尚志(たかし)さん(61)は、園を開いた父から受け継ぎ、9年目になる。「農薬をあまりまかないから楽させてもらっている。今年はおいしくできたよ」。ミカンがコンテナにあふれ、次々と倉庫に運ばれた。

 同窓会は11月22日から4泊5日の日程で、ゼミ生や卒業生たちはミカン園に近い「悟の家」に寝泊まりした。1986年に農薬裁判の和解金で建てた家で、調査の拠点となってきた場所だ。目的は、旧交を温めることに加え、収穫作業を手伝うこと。多い日には20人以上の卒業生が集った。

 京大大学院で生態学を教える市…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら