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 岐阜県土岐市の丘陵地に2019年度、大型商業施設「(仮称)イオンモール土岐」が開業を予定している。すぐそばには「土岐プレミアム・アウトレット」などもあり、一帯は商業施設が集まるスポットになる。まちの姿や人の流れはどう変わるのだろうか。

 イオンモール予定地は土岐市土岐津町土岐口の国道19号沿いにある。20ヘクタールの敷地に施設の延べ床面積9・2ヘクタール、駐車台数4800台を計画。イオンモールとしては大垣、各務原を上回り県内最大規模になる。

 土地を所有するのは明治時代半ばから続く「土岐口財産区」。旧土岐口村の山林や窯業(ようぎょう)資源を共有財産として管理運営する特別地方公共団体で、イオンモールは営業を今春終えた「中山鉱山」跡地に誘致した。

 区有地は土岐市全体の約3%にあたる292ヘクタールに及び、国道19号の南側にある「土岐プレミアム・アウトレット」(オープン2005年)周辺や、温浴施設もある「テラスゲート土岐」(同15年)の一部にも広がる。市によると、既存の2施設周辺は、県の「東濃研究学園都市構想」で開発されたものの、研究施設などの集積が進まず「暫定的」に用途を転換したという。

 イオンモール(千葉市)と市、土岐口財産区が協定を結んだのは15年。同社幹部は「お客が丸一日、土岐で遊べるように、アウトレットとの相乗効果もめざしたい」と語った。2千~2500人と見込まれる雇用に加え、地元は東濃地方になくなった映画館を期待する。施設の詳細は今も公表されていないが、複数のスクリーンを備えたシネコンを望む声は多い。

 アウトレットには年間700万人を超える来場者がある。ただ、周辺で観光や食事を楽しむ人が少ないのが市の悩みでもある。東濃信用金庫地域活力研究所はアウトレットとの「客層の違い」に着目する。

 東海環状道の土岐南多治見インターチェンジ(IC)や中央自動車道のICにも近いアウトレットの商圏は、愛知、長野両県など広域に及ぶが、「イオンモールはもう少し地元に近いファミリー層を呼び込む」と予想する。「周辺への波及効果もあるのでは」と分析している。

 課題は「渋滞」対策だ。国道19号は土岐から多治見市にかけて、土日、祝日は長野や中津川方面からの車で慢性的に渋滞する。今夏始まったイオンモール関連の道路工事も渋滞緩和を図る計画だ。19号を拡幅して出入り車線を設け、イオンモールとアウトレット北側交差点を結ぶ新設道路は19号をまたぐ立体に。ただ、抜本的な対策がない現状は変わらない。

 一方、商業施設の周辺には新し…

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